上野動物園には、かわいいコビトカバが2頭います。モミジちゃん(メス)とナツメ(メス)ちゃんです。
コビトカバは、ミニカバとも呼ばれる小さなカバ。世界的にも珍しい動物で、ジャイアントパンダ、オカピと共に三大珍獣と呼ばれています。
現在、日本国内で飼育されているコビトカバは、上野動物園(東京)、東山動植物園(愛知)、いしかわ動物園(石川)、ニフレル(大阪)神戸どうぶつ王国(兵庫)の5園です。
そして、2023年3月下旬に、「モトモト」というオスのコビトカバが、大阪のニフレルから上野動物園に来園することになりました!
コビトカバの特徴
コビトカバは、西アフリカの密林の中に生息するカバの一種で、体長は約150~170cm、体重は約150~280kgと、カバよりもずっと小さいのが特徴ですね。
ちなみに、コビトカバは、英語ではPygmy Hippopotamusといいます。
コビトカバは、全体的にマルっとしたフォルムで、表面はテカテカ&ツルツルしているように見えます。
とっても愛らしい♪
大きなカバとは見た目がかなり違いますね。
コビトカバの生態
コビトカバは水中での活動が得意で、潜水時間は5分から6分も持続することができます。
カバよりも短いけど、それでも長いと思います。コビトカバは水底を歩いたりもします。
コビトカバは夜行性で、水中や陸上で草、水生植物、木の葉、草、コケなどを食べています。
動物園では、牧乾草、草食獣用ペレット、ヘイキューブ、おから、キャベツなどを与えられています。
コビトカバは社会性が低く、単独か、つがいで暮らしています。他のコビトカバとはあまり関わらないとのこと。上野動物園でもそれぞれ別々に暮らしていますよね。
でも、野生の世界で水辺で出会ったときには、お互いに鼻を合わせて挨拶することもあるそうですよ。
上野動物園のコビトカバ
上野動物園では、コビトカバを2頭飼育しています。
エボニー(オス)が2021年9月に心不全で亡くなってからは、モミジちゃん(メス)とナツメ(メス)ちゃんの2頭になりました。
上野動物園のコビトカバの展示場は、屋内と屋外の2つあって、コビトカバが水中で泳いでいる姿を見ることができます。
屋外では、コビトカバがのびのびと泳ぐ姿を見ることができたり、階段を一生懸命のぼったり可愛らしい姿を見ることができます。
↓こちらの動画は飼育員さんに水をかけられ大喜びしている様子です!
めっちゃ可愛くて笑っちゃいますww
コビトカバの保護
コビトカバは、生息数が少なく生息地が限られていることもあり、現在は絶滅危惧種(EN)としてレッドリストに指定されています。
上野動物園では、コビトカバの繁殖にも力を入れていて、繁殖に関する研究や保護活動に取り組んでいることも紹介されています。
まとめ
コビトカバは、ちっちゃくて見た目も愛らしく、水中での活動が得意なカバの一種。上野動物園では、水中での泳ぎ姿を見ることができます。
このように、上野動物園のコビトカバは、その愛らしい外見や水中での活動の得意さ、そして保護が必要な種であることなど、多くの興味深い特徴を持っています。
ぜひ、上野公園のコビトカバに会いに来てくださいね。モトモトくんの来園も楽しみです!