こんにちは、クワズーです。
今回は、上野動物園で飼育されているオグロプレーリードッグについて紹介したいと思います。
オグロプレーリードッグは、上野動物園の東園にいます。目の前で観察できるのが魅力です。
オグロプレーリードッグは、北アメリカ中部の草原に生息するリスの仲間。平原(プレーリー)に棲む犬のような鳴き声の動物ということで「プレーリードッグ」と名付けられました。
体長は30~40cm程度で、実際に見てみるとかなり小さい動物なので、驚かれる方も少なくありません。
上野動物園では、数十匹のオグロプレーリードッグが、ちょこまか走ったり一生懸命に青草を食べていたり、ちっちゃくて仕草がとてもかわいい!
大人も子供も夢中になって見てしまいます。
オグロプレーリードッグは巣穴に街を作っていた!
オグロプレーリードッグはとても社会的な動物で、平原に穴を掘って、そのトンネルや部屋を中心として「タウン」と呼ばれるネットワークを作って暮らします。
穴の中に街(タウン)があるんですね!
上野動物園でも、土に掘られたいくつもの巣穴を出たり入ったりする様子を見ることができますよ。
地下に直径10〜15cmのトンネルをたてよこに掘って巣を作っています。トンネルは深さ1〜5m、長さ30mにもなり、たくさんの出入口があるんです。
巣の中には、食べものの貯蔵庫や寝室、トイレなどがあるそうです。見てみたいですね。
ガラス張りの巣穴展示もあるので、穴の中を動き回るオグロプレーリードッグの様子を観察するのもすごく面白いと思います。
(カメラで巣穴の中を撮影するとなるとガラスの反射などでなかなか難しくて、写真がなくてすみません)
オグロプレーリードッグは、巣穴の中では安心しきって休んでますね。仰向けになって寝る子もいます。同じ部屋の中でギューギュー詰めになって何匹も一緒に寝ていることもあります。
オグロプレーリードッグは一夫多妻制
オグロプレーリードッグは、オス1匹に対してメス数匹という一夫多妻制なのだそうですが、どれが家族なのか私には見分けがつきませんww
この動画のように、皆んなでわちゃわちゃしているように見えます(笑)
縄張り意識が強く、他の家族のオスが侵入してくると激しく争うとのことで、たまにピーピー!と大きな声を立ててるのは、こういった争いなのか、それとも人間に対する警戒なのか?
オグロプレーリードッグのコミュニケーション能力がすごい
オグロプレーリードッグは高度なコミュニケーション能力を持っていて、いろいろな音声や身振りでお互いに情報を伝え合います。
- 「キス」は挨拶や親交を深めるため
- 「歯ぎしり」は不満や怒りを表すため
- 「鼻づけ」や「頭突き」は相手を追い払うため
- 「抱擁」や「舐め合い」は愛情や安心感を表すため
などです。
彼らの行動に意味があることを知った上で、オグロプレーリードッグを観察すると、楽しくて一日中離れられなくなるかもしれません(笑)