こんにちは。KuwaZoo(クワズー)です。
今日は上野動物園のニホンツキノワグマの動画のご紹介です。(2021年 秋に撮影)
後半に少しだけエゾヒグマも撮影しました。
ニホンツキノワグマの動画(2021年11月5日撮影)
ニホンツキノワグマはわりと小型なクマさん。こっちを見てくれたお顔がめちゃくちゃ可愛かったので、未公開動画を編集してアップしました。
お隣のエリアには大きなエゾヒグマが暮らしています。
ニホンツキノワグマとエゾヒグマを見比べると、大きさの違いがよくわかります。
ニホンツキノワグマの冬眠
上野動物園では、何年か前から「冬眠チャレンジ」と称して、ニホンツキノワグマの冬眠に取り組んでいます。
上野動物園では冬眠展示を行っています。冬眠室にはモニターがついていて、冬眠中の様子を観察できるようになっているのです。
ニホンツキノワグマの冬眠の時期は、一般的に例年11月ごろから翌年4月頃までの5〜6か月間程度(個体差があります)。
冬眠する場所は、自然界では樹洞、岩穴、土穴などになります。
2021年の冬眠 クーちゃん
2021年の冬はニホンツキノワグマの「クーちゃん」が冬眠しました。そして数日前、2022年3月末に冬眠から明けて目を覚ましたとのことです。
もう一頭の「ウタちゃん」は、冬眠せずにひとりで冬を越したようです。
2022年の冬眠 ウタちゃん
2022年の冬は「ウタちゃん(11歳)」が冬眠。12月中旬ごろから絶食させて冬眠したそうです。
初めの頃は昼間は照明がつく部屋で過ごしていて、ワラの寝床を整えたり、少し歩いたりしていたようです。
終日真っ暗な冬眠室に移動して眠りに入ると、本格的な冬眠となります。
冬眠中はどうやって過ごしているの?
ニホンツキノワグマの冬眠中は、呼吸や心拍が遅くなり、体温も下がります。冬眠中の体温は約34度くらいで、通常の体温より3〜4度しか下がりません。
それから、冬眠中は食事や排泄もしません。
冬眠が終わると止め糞と呼ばれる硬い糞を排出します。これは、冬眠中に食べ物や水を摂らず、糞や尿も出さないので腸内で固まったものなんだそうです。
止め糞は、冬眠明けのクマの健康状態を知る大切な手がかりになります。
また、冬眠中に出産したメスは子どもと一緒に冬眠を続けます。その間に子どもは母乳で育ちます。